「この日記って無印良品で売ってそうな色だね」と言われてしまった。Esperanto の日記もそうだけど、エディタ (gvim) での配色をそのまま使っていた。精神的に安定する色だと思っていたんだけどな。
そんなわけで、なんとなくブルーナの絵本っぽくしてみた。それから、趣味あれこれというページを設けてみた。
左上の絵をたまに写真やCGトレースだと思っている人がいるけど(じっくり見る人もないだろうから)、43色のドット絵で、いつだったか描いたモン・サン・ミッシェルを切り抜いたもの。
何がきっかけだったかは忘れてしまったけど、2年くらい前に、急にドットで絵を描きたくなったので、試しに手持ちのハインライン『月は無慈悲な夜の女王』(早川文庫)の表紙などを見ながら描いてみた。
おりがみにハマったり、ジグソーパズルにハマったり、ドット絵にハマったり、ピアノにハマったりするのだが、熱が冷めるとまったくやる気がなくなり、ある程度時間が経つとまた熱中し出すという、我ながら妙な性格だと思う。
とにかく、熱中しているときは、よくこんなの作ったなと自分でもあきれるようなものを作れるみたいなのだが、気が乗らないときはまるで出来ない。
べつに完璧主義でもないし、努力してうまくなろうと意気込んでいるわけでもないが、いちど没頭すると没頭したままになる性格なんだろうと思う。僕は普段は鉛筆画などの絵がヘタだが、6年前に急に描きたくなって描いた人物スケッチがやたらちゃんとしていて、いい気になってさらに描こうとしたら、もう没頭できずにまたヘタに戻った。
このラッキーな時間が小説に訪れると良いのだが、なかなかうまくいかない。このあいだ書き終えた長篇は、時間が長くかかっただけあって、そういう期間がちょいちょいあったのだが。
結局なにか創作的な行為というのは(僕の場合)、やる気の問題がすべてではなく、ちょっとアホになって没頭していられるかどうか、というのも大いに関係がある気がする。