牢獄機械文書群 日記
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2011 1 2 3 4 5 6 7 8
2010 12
author:
Mamiya
Midori
1985 -
18Re-play:「博士と怪人」
24no-title
27ツェラ高原の月
29800番への旅
30下田のあじさい
2011*06 Junio
18 - 06:17Re-play:「博士と怪人」Black Past vol.1

そろそろ 6月下旬。 2ヶ月くらい更新が止まっていました。

単純に、読んだり書いたりがとても多くて、ページの更新には気が回りませんでした。

しかし時間は充実していました。


さて、今月は Black Past という同人誌に、短篇小説 Re-play:「博士と怪人」 を寄稿しました。この本は、アニメルカ等で執筆なさっているしねあいさんと、文芸批評家の坂上秋成君の二人が編集した雑誌で、サブカルチャーと文芸を軸に、小説や批評、対談などが収録されています。タイトルテーマは「黒歴史」(イタい過去)ということで、僕の短篇小説ももちろんそのテーマに沿った物語となっています。

先の12日に文学フリマで頒布されました。初刷550部は当日完売したようです。現在通販など検討中のようですので、当日手に入らなかったというかたもぜひお読みいただければ幸いです。


文学フリマへは、僕自身の予定の都合で、終わりのころに少し見て回ることができたくらいでしたが、それでもなかなか面白かったです。特に七里さんの詩の朗読を聴いたのは久々でした。それにマルセル・シュウォッブの翻訳を読むことができたのも嬉しかったです。


24 - 06:20
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27 - 01:04ツェラ高原の月Eureka Jul. 2011

本日発売の[ユリイカ]7月号に小説ツェラ高原の月を寄稿しました。特集は宮沢賢治です。小説は賢治へのオマージュになっています。


29 - 04:18800番への旅 "Odyssey" al Numero 800

コミュニティ放送で児童文学小説を紹介したあと、川辺でカモの親子を見かけた。

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このカモたちは生まれてまだ日が浅いらしい。とても小さかった。


この日ラジオで紹介した本は、カニグズバーグ『800番への旅』(岩波少年文庫)。どれだけ紹介できたのか自分でもわからないけど、魅力を伝えることはできた気がする。


十二歳の少年ボー(レインボー・マクシミリアン)は、母親が金持ちの再婚相手と新婚旅行に出かけているあいだ、父親のもとで夏を過ごすことになる。ボーの父、ウッディーは、アーメッドという名のラクダをつれて、トレーラーでテキサスじゅうの大会やショーを回っている。ラクダの背に人を乗せて、お金をもらうという仕事だ。

ボーは、秋からの入学が決まっている名門校のブレザーを着たまま、夏のテキサスを父のトレーラーで旅してゆく。父ウッディーは夜、ギターを鳴らす。

さまざまな大会を訪れるたびに遭遇する、リリーとサブリナの親子。十歳ながらおませな少女サブリナは、「規格はずれ」と呼ばれる人々の新聞記事を集めている。この親子のミステリーが解き明かされたとき、サブリナはボーにいう。「どんな人でも、ふりはしているものよ」


ボーの周りに現れる魅力的な人物たちが、さびしくも爽やかな少年の夏を見事に描いている。僕は小学生のころ、これも少年の切ない夏の出来事を描いた『ボク、ただいまレンタル中』(長崎源之助)を何度も読み返したものだが、この『800番への旅』もまた、何度も読み返したくなる一冊だと思う。

僕からの夏休み推薦図書、ということでぜひ読んでみてください。


30 - 09:48下田のあじさい Hortensioj en Ŝimoda
En 28-a, ni vojaĝis al Ŝimoda, kaj mi fotis hortensiojn jenajn.
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